AMSEA2017|プログラム

場所 - 東京大学 本郷キャンパスほか(芸術祭、アートスペースなど)
時間 - 平日18時〜21時(1コマ90分)、土日祝日の集中講義
期間 - 2017年6月〜2018年3月
7月〜9月-前期プログラム
10月〜12月-後期プログラム
2月-修了プレゼンテーション
3月-海外研修(成績優秀者2名程度)
科目系列
「アート・ロジスティクス」「人文社会知」「実践プログラム」の3つの系列があります。



<A系列>アート・ロジスティクス
A1|キュレーション実践学|前期 ・後期 14コマ|14ポイント
A2|アートのための統計入門|前期 2コマ|2ポイント
A3|アートのための法理|前期 5コマ|5ポイント
A4|ワークショップ論|後期 2コマ|2ポイント
A5|リスクマネジメント|後期 2コマ|2ポイント
A6|文化行政学|後期 2コマ|2ポイント
A7|労務|後期 2コマ|2ポイント

<B系列>人文社会知
B1|アートのための社会科学|前期 6コマ+後期 8コマ|14ポイント
B2|表象と倫理|前期 3コマ+後期 3コマ|6ポイント
B3|アートと教育|前期 4コマ+後期 2コマ|6ポイント
B4|アートのための心理学|前期 3コマ|3ポイント
B5|コレクションから考える現代美術史|前期 ・後期 4コマ|4ポイント

<C系列>実践プログラム
C1|ロジスティックス実習:シンポジウム|7月〜|14ポイント
C2|ロジスティックス実習:上映会|7月〜|14ポイント
C3|ロジスティックス実習:展覧会|7月〜|14ポイント
C4|フィールド調査実習|7月〜|16ポイント
C5|企画書作成実習|10月〜|6ポイント
C6|英語によるプレゼンテーション実習|7月〜|14ポイント
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C7|修了プレゼンテーション|2月|20ポイント

受講を希望される方は「受講方法(https://amseaut.blogspot.jp/p/attend.html)」をご覧ください。



<A系列>アート・ロジスティクス

A1|キュレーション実践学

A1-1,2「キュラトリアルな諸実践とそのオーガナイズ」
講師 - 遠藤水城(インディペンデントキュレーター)
1975年札幌生まれ。京都/ハノイ在住。2004年九州大学博士後期課程満期退学。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。2004〜2005年、日本財団APIフェローとしてフィリピンおよびインドネシアに滞在。2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年より2010年までARCUS Projectディレクターを務める。2009年「福岡アジア美術トリエンナーレ2009」協力キュレーター、「ヨコハマ国際映像祭2009」キュレーター。2011年「曽根裕: Perfect Moment」ゲストキュレーター。2014年「国東半島芸術祭」レジデンスプログラムディレクター、2017年「裏声で歌へ」キュレーターなど。現在は「東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」代表ならびにVincom Center for Contemporary Artの芸術監督を務める。
概要 - 展覧会を開催することだけでなくキュレーターに求められる役割は拡張している。インディペンデントキュレーターとして活躍している遠藤水城氏に、キュラトリアルな諸実践とそのオーガナイズについてのお話を伺う。
日時 - 2017年7月17日(月・祝)14:00〜17:00
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A1-3,4「バックヤードから展示室へ」
講師
- 中村史子(学芸員、愛知県美術館)
1980年愛知県生まれ。愛知県美術館学芸員。主な展覧会企画に「放課後のはらっぱ―櫃田伸也とその教え子たち」(2009 年)、「魔術/美術 幻視の技術と内なる異界」(2012年)、「これからの写真」(2014年)、「伊東宣明「アート」」(2015年)、「飯山由貴「Temporary home, Final home」」(2015年)、「梅津庸一「未遂の花粉」」(2017年)など。共著に『キュレーションの現在』(2015年)がある。
- 成相肇(東京ステーションギャラリー 学芸員)
1979年島根県生まれ。東京ステーションギャラリー学芸員。府中市美術館学芸員を経て、2012年から現職。同年より「基礎芸術 Contemporary Art Think - tank」のメンバー。主な企画展に「石子順造的世界―美術発・マンガ経由・キッチュ行」(2011-2012年, 第24回倫雅美術奨励賞)、「不幸なる芸術」(2011年)、「植田正治のつくりかた」(2013-2014年)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン」(2014年)、「パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右」(2017年)など。
概要 - 美術館に所属するハウスキュレーターにとって、キュレーションはミュージアムの三本柱 ――「収集・保存」「普及・展示」「調査・研究」――の交差の中でなされる。それぞれ美術館に勤務する学芸員である中村史子氏と成相肇氏に、実践例を交えつつ、コレクションやリサーチ、そして今を生きるアーティストとのダイアローグから導かれるキュレ―ションについて伺う。
日時 - 2017年8月2日(水)18:00〜21:00
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A1-5,6「共同キュレーションの実践」
講師 - チェ・キョンファ(東京都現代美術館 学芸員)
1977年兵庫県生まれ。東京都現代美術館学芸員。2000年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて修士号(美術史・美術理論)を取得後、スウェーデンのマルメ・アート・アカデミーにてクリティカル・スタディーズ(Post MA)を修了。2013年までインディペンデント・キュレーターとして展覧会、イベント、出版プロジェクトを企画。
これまでの主な展覧会に、「Almost There」(共同企画、ヴァルガス美術館、マニラ、2017年)、「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(共同企画、東京都現代美術館、東京、2015年)、「他人の時間」(共同企画、東京都現代美術館、東京、2015年)、「Omnilogue: Journey to the West」(共同企画、ラリット・カラ・アカデミー、ニューデリー、2012年)、「Fog Dossier」(アートソンジェセンター、ソウル、2010年)、「The Demon of Comparisons」(共同企画、ステデリック・ミュージアム・ビューロー、アムステルダム、2009年)、「OK Video Festival」(共同企画、インドネシア国立美術館、ジャカルタ、2005年)など。現在、東京都現代美術館「MOTサテライト」の一環として、今年10月から東京藝術大学で行われる展覧会「ないようで、あるような」展を準備中。
概要 - 異なる地域や組織で活動するキュレーターやアーティストとの恊働によって立ち上げたこれまでの展覧会を取り上げながら、キュレトリアルな実践における意義や目的、方法について考える。
日時 - 2017年8月18日(金)18:00〜21:00
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A1-7,8「アーティストとの協働」
講師
- 小林晴夫(blanClass ディレクター)
1968年神奈川県生まれ。1992年、現代美術の学習システム「Bゼミ」運営に参加。2001年~2004年の休業まで、所長として運営に携わる。2009年にblanClassを創立、芸術を発信する場として活動を始める。毎土曜のワンナイトイベント+公開インタビュー(Live Art)や、トークイベントなどを展開中。SNSなども活用しながら、その場で起こる「作品未満」の行為、発言、発信をオルタナティブに摸索する。作家として個展「Planning of Dance」(2000年、ギャラリー手、東京)、「雪 - snow」(2001年、ガレリエsol、東京)や、グループ展「SAPアートイング東京2001」(2001年、セゾンアートプログラム、東京)、パフォーマンス「小林晴夫 & blanClass performers [Traffic on the table]」(2011年、新・港村blanClassブース、神奈川)などでの活動も行う。編著書に『Bゼミ〈新しい表現の学習〉の歴史』(2005年、BankART1929刊)がある。 http://blanclass.com/
- 服部浩之(インディペンデント・キュレーター/秋田公立美術大学大学院准教授/アートラボあいちディレクター)
1978年愛知県生まれ。2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。2009年 - 2016年青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]学芸員。アジア圏を中心に、展覧会やプロジェクト、リサーチ活動を展開している。近年の企画に、「Media/Art Kitchen」(ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク、青森|2013~2014年)、「あいちトリエンナーレ2016」、「ESCAPE from the SEA」(マレーシア国立美術館、Art Printing Works Sdn. Bhd.|2017年)など。現在開催中の展覧会に、田村友一郎の個展「試論:栄光と週末、もしくはその週末」(小山市立車屋美術館|2017年)、アッセンブリッジ・ナゴヤ2017「パノラマ庭園:タイム・シークエンス」(港まちポットラックビルほか|2017年)がある。
日時 - 2017年10月26日(木)18:00〜21:00
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A1-9,10「キュレーターとして場をつくる」
講師 - 後藤桜子(水戸芸術館現代美術センター アシスタントキュレーター)
1986年生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。ギャラリー、私立美術館勤務を経て現職。主な活動に「Optional Art Activity: summer school」(良知暁との共同企画。2015年)、「観光」(シャウバ・チャンとの共同企画。2015年)、「空想する都市学:空間の再分配 フィールドワーク」(葉佳蓉との共同企画。2014年)など。2017年より不定期イベントASSEMBLIESに参加。
概要 - 展覧会の開催を活動の中心とする「アートセンター」や「クンストハレ」、小規模な展覧会やイベントなど、アーティストや参加者との協働を意識したキュラトリアルな実践について考える。
日時 - 2017年11月2日(木)日18:00〜21:00
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A1-11,12
講師 - 片岡真実(森美術館 チーフ・キュレーター)+田中功起(アーティスト)
日時 - 2017年11月26日(日)14:00〜17:00
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A1-13~14
講師 - 竹久侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
日時 - 2017年12月16日(土)13:00〜16:00
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A2|アートのための統計入門

A2-1,2
講師 - 北田暁大(社会学/東京大学大学院教授)
日時 - 2017年7月24日(月)18:00〜20:00
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A3|アートのための法理
A3-1,2
講師 - 酒井麻千子(法学[著作権法]/東京大学大学院情報学環特任助教)
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環助教を経て、現在は東京大学大学院情報学環特任助教を務める。専門は著作権法。
概要 - 美術館・博物館での展示やカタログ制作等を行うにあたって、しばしば著作権法上の問題が生じることがある。本講義では、著作権法の基礎知識を習得するとともに、関連する裁判例の検討を通じて、アートと著作権との関係を理解することを目的とする。
日時 - 2017年8月8日(火)18:00〜21:00
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A3-3,4
講師 - 志田陽子(法学[憲法、言論法・芸術法]/武蔵野美術大学教授)
武蔵野美術大学教授。専門は憲法と芸術関連法。文化的衝突をめぐる憲法問題を研究対象としている。芸術文化から憲法を考える「映画で学ぶ憲法」や「歌でつなぐ憲法の話」などの講演活動も行っている。主著『文化戦争と憲法理論』(法律文化社)、『表現者のための憲法入門』(武蔵野美術大学出版局)、『映画で学ぶ憲法』(編著・法律文化社)。
概要 - 日本の憲法21条で保障されている「表現の自由」にはドイツのような「芸術」に関する規定がありません。しかし芸術表現が「表現の自由」に含まれることは当然で、その歴史的経緯から言えること、芸術の今日的意義・役割から言えることを確認しながら、芸術分野にかかわる法の骨組みを描き出してみようと思います。
日時 - 2017年8月21日(月)18:00〜21:00
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A3-5
場所 - 東京大学本郷キャンパス内
講師 - 成原慧(法学[情報法]/東京大学大学院情報学環客員研究員)
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環助教等を経て、現在は東京大学大学院情報学環客員研究員、総務省情報通信政策研究所主任研究官等を務める。専門は情報法。著書として、『表現の自由とアーキテクチャ』(勁草書房、2016年)など。
概要 - メディアアートやデジタルファブリケーションなど、アートが先端技術を活用して社会に浸透するようになるに伴って、アートに関する法的問題は、表現の自由や著作権のような伝統的な問題のみならず、プライバシー・個人情報保護や製造物責任など新たな問題へと拡がりつつある。また、アートが、デザインや建築と結びつくことで、人々の自由を拡張したり、制約することも増えている。
本講義では、アート・技術・社会の結びつきを意識しながら、アートと法や規制の関係について多角的に理解するための考え方の枠組みと基礎知識を習得することを目標とする。
日時 - 2017年9月1日(金)19:30〜21:00
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A4|ワークショップ論
A4-1「ワークショップ論①」
A4-2「ワークショップ論②」
場所 - 東京大学本郷キャンパス内
講師 - 森玲奈(教育学、生涯学習論/帝京大学学修・研究支援センター講師)
帝京大学学修・研究支援センター講師。博士(学際情報学)。学び 続ける人とそれを包み込む社会に関心を持ち、ワークショップ・ カフェイベント・プロジェクト型学習の研究を中心に、生涯学習に 関する研究と実践を続けている。2008年度日本教育工学会研究 奨励賞受賞、2010年度日本教育工学会論文賞受賞。主な著作に 『ワークショップデザインにおける熟達と実践者の育成』(単著、 ひつじ書房)、『ラーニングフルエイジング:超高齢社会における 学びの可能性』(共著、ミネルヴァ書房)、『ワークショップデザ イン論—創ることで学ぶ—』(共著、慶應義塾大学出版会)などが ある。個人HP:http://harinezuminomor i.net/
概要 - 「ワークショップ」とは、「他者との相互作用の中で何かを作りな がら学ぶ学校外の参加型学習活動」であり、芸術・ 文化に関する領域でも多く実践されてきた。本講では、 ワークショップの根幹にある思想や歴史を踏まえて、その特徴を検 討し、自身で実践を企画・運営・評価できるようになるための知識 ・技術を身につけることを目標とする。
日時 - 2017年10月10日(火)19:00〜21:00
日時 - 2017年11月7日(火)19:00〜21:00
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A5|リスクマネジメント
A5-1,2
講師 - 関谷直也(災害社会学、災害情報論、社会心理学/ 東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター特任准教授)
日時 - 2017年11月28日(火)
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A6|文化行政学
A6-1,2
講師 - 吉本光宏(ニッセイ基礎研究所 研究理事)
1958年徳島県生。文化審議会文化政策部会委員、文化庁2020年に向けた文化イベント等の在り方検討会座長、 東京芸術文化評議会評議員/ 文化プログラム検討部会部会長などを歴任。 東京オペラシティや東京国際フォーラム等の文化施設開発やアート ワーク計画のコンサルタントとして活躍する他、文化政策、 創造都市、オリンピック文化プログラム等の調査研究に取り組む。 主な著作に「再考、文化政策」、「文化からの復興」など。
概要 - 文化政策の分野でも教育や福祉、 地域創生など芸術の持つ社会的なインパクトに注目が集まり、3年後に迫った東京2020大会の文化オリンピアードへの期待が 高まっている。本講義では、国内外の実践例、かつてない規模と内容で実施されたロンドン2012大会の文化オ リンピアードの実績などを紹介しながら、拡張する芸術の社会的役割について、その可能性と課題を考える。
日時 - 2017年11月8日(水)16:30〜19:30
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A7|労務
A7-1,2
講師 - 植松侑子(舞台芸術制作者、NPO法人Explat理事長)
1981年愛媛県生まれ。お茶の水女子大学 文教育学部 芸術・表現行動学科舞踊教育学コース卒業。在学中より複数のダンス公演に制作アシスタントとして参加。卒業後はダンスカンパニー制作、一般企業での勤務、海外放浪を経て、2008年からフェスティバル/トーキョー制作。2011年には 制作統括を務め、「F/T公募プログラム」や「批評家inレジデンス」などの企画も担当。 2012年からは1年間韓国・ソウルに留学。帰国後はフリーランスの制作としてさまざまな劇場・組織・劇団と協働。2015年神戸大学大学院国際協力研究科に入学、現在博士課程後期に在籍中。2015年6月~舞台芸術のアートマネジメント専門職に向けた人材育成と雇用環境整備のための中間支援組織「特定非営利活動法人Explat」理事長。2016年7月~合同会社syuz'gen代表社員。
概要 - 昨今、長時間労働が大きな社会問題として関心を集めるようになり 、企業は次々と働き方改革を行っています。限られた時間でどれだ け高いパフォーマンスを発揮するかがビジネスの現場では重視されますが、作品創造の現場ではどのように考えればいいのでしょうか 。作品創造に寄り添うアートマネージャーの労働環境について実例 を取り上げながらみなさんと議論したいと思います。
日時 - 2017年11月22日(水)18:00〜21:00 
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<B系列>人文社会知
B1|アートのための社会科学
B1-1,2「労働者としてのアーティスト」
講師 - 吉澤弥生(芸術社会学, 文化研究/共立女子大学准教授)
共立女子大学文芸学部准教授、NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト[recip]理事、NPO法人アートNPOリンク理事。大阪大学大学院修了、博士(人間科学)。専門は芸術社会学。労働、政策、運動、地域の視座から現代芸術を研究。近著に「芸術生産の現場から考える ー労働・キャリア・マネジメント」(藤井光との対談)(『社会の芸術 / 芸術という社会』フィルムアート社、2016)、単著『芸術は社会を変えるか? —文化生産の社会学からの接近』(青弓社、2011)、調査報告書『続々・若い芸術家たちの労働』(2014)など。またrecipでは東京都との協働で『「莇平の事例研究」活動記録と検証報告』(2014)、アートNPOリンクでは文化庁委託事業として『アートNPOデータバンク2016 - 17』(2017)などを制作。
概要 - 現在、アーティストはどのような「労働問題」に直面しているのか。本講義では、主として文化事業に従事するアートマネージャーやアーティストに実施してきたインタヴュー調査、及びアーティスツギルドと共同で実施したアーティストへのアンケート調査をもとに、その実態と問題について考える。
日時 - 2017年7月4日(火)18:00〜21:00
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B1-3,4「アートの経済」
講師 - 宮津大輔(アート・コレクター/横浜美術大学教授、京都造形芸術大学客員教授)
1963年東京都出身。広告代理店、上場企業の広報、人事管理職を経て現職。1994年以来企業に勤めながら収集したコレクションやアーティストと共同で建設した自宅が、国内外で広く紹介される。2011年7~9月には台北當代藝術館(台湾・台北)で全館を使用した大規模なコレクション展が開催された。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員、「Asian Art Award 2017」審査員等等を歴任。著書に『アート×テクノロジーの時代』『現代アート経済学』(以上、光文社新書)や『現代アートを買おう!』(集英社新書/中国・金城出版/台湾・Uni Books/韓国・ArtBooks)等がある。
概要 - 芸術作品とは人類による最も崇高な発明であると同時に、売買された瞬間から、それは否応なく商品となります。20世紀後半以降、アートの世界では、かってなかったほどマーケット・パワーが強大になりつつあります。アート作品の価格はどのように形成されてゆくのか、また社会にどのような影響を及ぼすのか?アートフェアや大型国際展、オークション等の最新情報と共に多様な視点からひも解いてゆきます。
日時 - 2017年7月11日(火)18:00〜21:00
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B1-5,6「『女性であること』と『 アーティストであること』のあいだ」
講師 - 上野千鶴子(社会学者)
日時 - 2017年10月17日(火)18:00〜21:00
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B1-7,8「差別」
講師 - 明戸隆浩(多文化社会論/社会学者)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。関東学院大学・駒澤大学ほか非常勤講師。専門は社会学・多文化社会論。著作に『社会の芸術/芸術という社会』(フィルムアート社、 2016年、共著)、訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』(明石書店、2014年、共訳)などがある。
概要 - この講義では、アートという場において差別という問題が占める位置を確認した上で、まずヘイトスピーチなど法的な意味での差別について、「表現の自由」と「表現を侵害する自由」の衝突という観点から検討する。また併せて、創作表現の際に直面しがちなより「微細な」差別の問題についても、具体的な表現を事例にして考えてみたい。
日時 - 2017年10月18日(水)18:00〜21:00
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B1-9,10「障がい者アートと『 対話としての調査』」
講師 - 西倉実季(社会学/和歌山大学准教授)
日時 - 2017年11月6日(月) 18:00〜21:00
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B1-11,12「貧困」
講師 - 白波瀬達也(宗教社会学,福祉社会学/ 関西学院大学准教授)
1979年京都府生まれ。2008年、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。大阪市立大学都市研究プラザ博士研究員などを経て、関西学院大学社会学部准教授。社会学博士、社会福祉士、専門社会調査士。2007年から2013年にかけて地域福祉施設「西成市民館」でソーシャルワーカーとして活動。専門は福祉社会学、宗教社会学、質的調査法。論文「あいりん地域における居住支援―ホームレス支援の新たな展開と課題」が2016年度日本都市社会学会会若手奨励賞を受賞。著書に『宗教の社会貢献を問い直す』(ナカニシヤ出版)、『貧困と地域』(中公新書)がある。
概要 - 「日雇労働者の町」として知られる大阪のあいりん地区。都心近くにありながら、バブル崩壊以降は急速な高齢化を経験している。近年は生活保護受給率も高くなっており、しばしば「福祉の町」と呼ばれる。この町では旧来の地域イメージからの脱却を図るべくアートの活用が盛んだ。本講義ではその功罪をあいりん地区の歴史と現在から検討する。
<キーワード>貧困の地域集中、社会的排除、都市再生、まちづくり、ジェントリフィケーション、アートの社会化
日時 - 2017年11月13日(月)18:00〜21:00
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B1-13,14「アートは移民問題とどう向かい合うことができるのか」
講師 - ハン・トンヒョン(社会学/日本映画大学准教授)
日本映画大学准教授。1968年東京生まれ。大学まで16年間、朝鮮学校に通う。卒業後、朝鮮新報記者を経て立教大学大学院、東京大学大学院で学び、現職。専攻は社会学。専門はナショナリズムとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティと文化の問題など。主なフィールドは在日外国人問題とその周辺。著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌(エスノグラフィー)――その誕生と朝鮮学校の女性たち』(双風舎,2006 *現在は電子版発売中)『平成史増補新版 - 』(共著,河出書房新社,2014)『社会の芸術/芸術という社会』(共著,フィルムアート社,2016)など。
概要 - 今や生まれたところで暮らし続ける人は少ない。経済的な理由や政治的理由、様々な理由で、人は動く、国境も越える。ひとりの人間の一生の間に、災害や戦争、政変が起きることがあり、国境線の変更すら起きうるので、自ら動かなくても「移動」は生じる。このようなものとしての移民、外国人について、日本を中心に考えてみたい。
日時 - 2017年11月21日(火)18:00〜21:00
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B2|表象と倫理
B2-1,2
講師 - 清水晶子(クィア理論、フェミニズム理論/東京大学准教授)
専門はフェミニズム、クィア理論、 とりわけ身体と性の表象に関わる文化政治。 近年取り組んでいるのは、クィア・テンポラリティー論と「歴史」 との政治的接続、分断や他者性の身ぶり/場としての「接触」 の考察、など。東京大学大学院総合文化研究科所属。
概要 - 本講義では、 日本における表現の法的規制の主要なフィールドのひとつでもある 「性の表象」に焦点をあてる。「ジェンダーの政治」 としてのフェミニズムと「セクシュアリティと欲望の政治」 の側面を持つクィアの議論を参照しつつ、法的規制、社会的要請、 そして対抗的文化政治の主張が交錯する性の政治の様相を確認 することを通じて、表象と倫理という問題を考えて見たい。
日時 - 2017年8月30日(水)18:00〜21:00
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B2-3
講師 - げいまきまき(女優パフォーマー元セックスワーカー)
セックスワーカーに転身後間も無く舞台やパフォーマンスを始める 。松田正隆、岡田利規、高嶺格等の作品に出演。自身の作品は公民 館や人の家、アムステルダムの飾り窓地区やバンコクのゴーゴーバ ー(売買春を目的にしたバー)、ロンドンでの「セックスワーカー オープンユニバーシティ」等国内外路上から室内どこでも行う。 ドサ回りが夢。
概要: 2016年京都市立芸大運営のギャラリーアクア「 デリヘルアート件」(展覧会ワークショップの一環でデリヘル嬢を 会場に呼ぶという企画)に、 セックスワークに詳しい人として呼ばれました。そこで起こった事 や波紋的に起こった反応について、アートにもセックスワークにも 関与する視点からお話をします。
日時 - 2017年9月1日(金)18:00〜19:30
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B2-4
講師 - 鷹野隆大(写真家)
写真家。1963年福井県生まれ。2006 年にセクシュアリティをテーマにした写真集『IN MY ROOM』(蒼穹舎)で第31 回木村伊兵衛写真賞を受賞。2011 年には日本特有の街並みを写した写真集『カスババ』(発行:大和プレス/発売:アートイット)を発表。性や都市といった日常的な事柄を題材に、制度化された視覚の外側を模索している。他の写真集に『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing、2009年)、『α』(SUPER DELUX、2012年)、『光の欠落が地面に届くとき 距離が奪われ距離が生まれる』(edition.nord、2016)などがある。共著に、鈴木理策・松江泰治・倉石信乃・清水穣との『写真分離派宣言』(青幻舎、2010年)、『写真分離派Ⅱ 写真の非倫理』、文学研究者の新城郁夫との『まなざしに触れる』(水声社、2014年)がある。
概要 - セクシュアル・マイノリティという言葉がある。いわゆるLGBTを指す言葉である。では多数派が何かと言えば、異性愛者である。つまり世の多くの人間は自分を異性愛者だと認識していることになる。しかし、自分が絶対的異性愛者だと断言できる人が、実際どれだけいるだろうか。ひとりの人間の性は案外多様なのではなかろうか。この講義では「マイノリティ/マジョリティ」という発想がもたらすものを起点にあれこれ考えてみる。
日時 - 2017年10 月31日(火)19:00〜21:00
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B2-5,6
講師 - 笠原美智子(キュレーター/東京都写真美術館事業企画課長)
kasahara michiko 1957 -  東京都写真美術館事業企画課長、明治学院大学非常勤講師。1957年長野県生まれ。1983年明治学院大学社会学部社会学科卒業。1987年シカゴ・コロンビア大学修士課程修了(写真専攻)。主な著作に『ヌードのポリティクス 女性写真家の仕事』(1998)、『写真、時代に抗するもの』(2002)他。主な展覧会として、「ジェンダー 記憶の淵から」展(1996)、「ラヴズ・ボディ ヌード写真の近現代」展(1998)、「ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現」展(2010年)、「日本の新進作家vol. 11この世界とわたしのどこか」展(2012年)、「ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館」展(2017年)他。第51回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展日本館コミッショナーとして「石内都:マザーズ 2000 - 2005 未来の刻印」展(2015年)を開催。
概要 - ジェンダーの視点からの企画展「わたしという未知へ向かって」展(1991年)、「ジェンダー、記憶の淵から」展(1996年)、「ラヴズ・ボディ、ヌード写真の近現代」展(1998年)、「ラヴズ・ボディ、性と生を巡る表現」展、(2010年)、「ダヤニータ・シン、インドの大きな家の美術館」展(2017年)等を事例として、日本の美術館における写真の需要の歴史を踏まえながら、現代美術・写真における身体表現やセクシュアリティを考える。
日時 - 2017年11月20日(月)18:00〜21:00
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B3|アートと教育
B3-1「アートと教育①」
B3-2,3「アートと教育②」
B3-4,5,6「アートと教育③」
講師 -
神野真吾(芸術学/千葉大学准教授)
1967年生。東京藝術大学大学院修了。山梨県立美術館学芸員を 経て2006年より千葉大学教育学部准教授。アートの社会的価値 についての理論的および実践的研究に取り組む。 千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)代表。著書 に「危機の時代とアート」(『岩波講座 哲学7巻』2008)ほか。
岡田裕子(アーティスト)
1970年東京生まれ。多摩美術大学絵画科油画卒業。2000年 、アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカ・ニ ューヨーク滞在。2010年~オルタナティブ人形劇団「劇団★死 期」主宰。2009年~多摩美術大学非常勤講師。2015年、韓 国国立現代美術館レジデンス・プログラムに参加。著書に岡田裕子 +松下学+阿部謙一(オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」)著 「現代アート探偵 ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』」(201 5年、ART DIVER)等がある。
概要 - 本講義では、①美術についての教育②美術による教育③教育をテー マにした美術の簡単な整理を行い、②の美術による教育による例として千葉大学での活動WiCANを 紹介するする、またとくに、岡田裕子++WiCAN「NIPPONエデュケーションTV」山 本高之+WiCAN「奇跡の一本松」を紹介後、美術と教育に関する課題をワークショップ方式にて議論する。
日時 - 2017年7月26日(水)19:30〜21:00
日時 - 2017年8月7日(月)18:00〜21:00 
日時 - 2017年11月19日(日)13:00〜16:
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B4|アートのための心理学
B4-1「アートのための心理学①」
B4-2,3「アートのための心理学②」
講師 - 縣拓充(教育心理学、認知心理学/千葉大学特任助教)
1982年愛知県生まれ。2011年3月、 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(PD・千葉大学) を経て,現在,千葉大学教育学部/コミュニティ・ イノベーションオフィス特任助教。創造性やアートに関わる学びについて, 心理学的なアプローチから検討している。
概要 - この講義の中では, アートの創造及び鑑賞に関連する心理学の研究を紹介します。具体的な内容としては,「人の知覚システム」「 アーティストの創造と熟達」「ミュージアムにおける学び」の3つに焦点を当て,認知心理学・ 発達心理学の知見を中心に紹介していくことを予定しています。
日時 - 2017年7月26日(水)18:00〜19:30
日時 - 2017年7月31日(月)18:00〜21:00


B5|コレクションから考える現代美術史
B5-1,2
講師 - 蔵屋美香(東京国立近代美術館 企画課長)+藤井光(アーティスト)
日時 - 2017年8月26日(土)14:00〜17:00
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B5-2,3
講師 - 牧口千夏(京都国立近代美術館 主任研究員)+良知暁(アーティスト)
日時 - 2017年11月15日(水)18:00〜21:00
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<C系列>実践プログラム
C1|ロジスティックス実習:シンポジウム
担当 - 北田暁大(社会学/東京大学大学院教授)、神野真吾(芸術学/千葉大学准教授)、粟生田弓(東京大学特任助教)、高橋かおり(文化社会学/東京大学特任助教)、竹田恵子(文化研究/東京大学特任准教授)
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C2|ロジスティックス実習:上映会
担当 - 井上文雄(CAMP、東京大学学術支援専門職員)、バーバラ・ダーリン(アーティスト、東京大学学術支援専門職員)
C2-X ワークショップ
講師 - 津田道子(美術家)
日時 - 2017年12月17日(日)
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C3|ロジスティックス実習:展覧会
担当 - 井上文雄(CAMP、東京大学学術支援専門職員)、バーバラ・ダーリン(アーティスト、東京大学学術支援専門職員)
C3-X ワークショップ
講師 - 森田 浩彰(アーティスト)
日時 - 2017年12月3日(日)
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C4|フィールド調査実習
講師 - 高橋かおり(文化社会学/東京大学大学院情報学環特任助教)
概要 - 国際展とアーティスト・イン・レジデンスを事例にして、アートの現場を各自の関心に基づき調査を行う。調査をする際の基本的な倫理やマナー、具体的な調査方法(インタビュー、参与観察、資料分析等)について学んだ後、調査計画を作成、遂行する。なお、調査結果に基づき各自が最終レポートを作成し、調査協力者や関係者に対してフィードバックをする。ガイダンス授業を7月5日(水)18~21時に行い、以降各自の計画のもと、調査を進める。適宜相談や面接、中間報告の機会を設ける。また、8月5日(土)にアーカススタジオ(茨城県守谷市)への訪問(オリエンテーション)を予定している。
調査対象事例:ヨコハマトリエンナーレ(http://www.yokohamatriennale.jp/2017/)、アーカスプロジェクト(http://www.arcus - project.com/
C4-X  レクチャー
講師 - 帆足亜紀( アート・コーディネーター/横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー)
日時 - 2017年1月25日(木)15:00〜18:00
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C5|企画書作成実習
講師 - 相馬千秋(アートプロデューサー)
C5-1,2
C5-3,4
日時 - 2017年1月25日(木)15:00〜18:00
日時 - 2018年1月19日(金)15:00〜18:00
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C6|英語によるプレゼンテーション実習
講師 - 加藤久美子(翻訳・通訳/Penguin Translation)
兵庫県生まれ。十代をアラブ首長国連邦ドバイで過ごす。東京藝術大学大学院修了、ランドスケープ設計事務所・広告会社に勤務した後、「Penguin Translation」代表として翻訳・通訳業を本格的にスタート。アート、デザイン、文化、エンターテイメントなどクリエイティブ分野に精通したメンバーと共に、明快で自然な表現の英日翻訳を提供している。また、アートプロジェクトや展示、各種ワークショップ、イベントやセミナーの企画・運営、クリエイター向け英会話講座や、アーティストの海外向けプロモーション・サポートなども行う。http://www.penguin - translation.com/
アートの現場で必要とされるディスカッション、ならびに企画やリサーチのプレゼンテーションを講師のアドバイスを受けながら実践します。
C6-1,2
C6-3,4
C6-5,6
C6-7,8
C6-7,9
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C7|修了プレゼンテーション